草木染めチャレンジ①タンポポで布を染めてみました

完全初心者が草木染め、花染めに興味を持ち試行錯誤で布を染めてみました。

野に咲くたくさんのたんぽぽで何か作れないかと思い、染物を思いつきました。

素材のタンポポを集める

ビニール袋1つ分たまるまで摘みました。

ガクから花びらのみを分けました。

摘み取った花を4分の3くらいまで分けた辺りで目がかゆくなり始め、何やら目に違和感が・・・

そこまで来てやっと気が付いたのですが、中心部は花粉なんですよね!

花粉症の症状と闘いながら最後まで仕分け終わりました。

濃染処理をしておく

染料が染まりにくい布は下処理が必要。

綿、麻素材はタンパク質を付着させておくと染まりやすくなる。この作業を濃染処理といいます。

豆乳とお湯を1:1で混ぜた液に布を浸す。15分くらいたったら絞って陰干しする。

染液の準備をする。

染液を抽出するのですが、ビニール袋にいれ、花びらをすり潰してみました。

が、なかなか汁気が出てこない(*_*;

お酢やクエン酸を使って色を抽出する方法(酸性抽出)があるらしく、やってみることに。

今回はクエン酸をお湯に溶いた液に花びらを漬けて揉みだしてみました。

割合が1:1とあったのですが、布を浸すほどとなるとかなり量を使うことになることに気付き、諦めて方法を変え煮出すことにしました。

花びらをネットに入れてまとめ、鍋に入れ、ひたひたになるくらいの水を入れ火にかけます。

20分くらい煮出し、色が出てきたので火を止めて冷ましました。

染色

濃染処理をした布をお湯で濡らしてから浸し30分以上漬ける。

薄いベージュくらいには染まってきたのですが今一つ気に入らない(*_*;

こんなものなのかな?と半ばあきらめて脱水し陰干しして仕上げました。

リベンジ2回目の染色

残念な気持ちともっときれいな色に染めたくて調べ続けました。

そうすると、間違いや理解していなかったことがいろいろ見つかり、染め直すことにしました。

〈1つ目の間違い〉

まず花は、がくと花びらを分けずにそのままよく洗い煮出せばよかったようです。

花粉と闘わなくてよかったんですね(´;ω;`)

たんぽぽはまだまだ咲いていますので前回同様ビニール袋いっぱいになるまで溜めて、そのまま水洗いをして鍋に投入。ひたひたになるくらいの水をいれて煮出しました。

前回を思い返すと、染料としては色が薄かったように思えたので少し長めに煮出しました。

グツグツしてもいいものか分からなかったので中火~弱火にしました。

花をよけて色を確認しながら濃い目になるのを待ちました。

火を止めてからも冷めるまで放置。

今回は濃い色に染液が作れました(^^♪

染め直し

花を絞って取り出し(濾したほうがいい)染色再挑戦!!

前回染めた布をお湯で濡らしてから浸し、混ぜながら30分以上漬ける。

媒染液を作る

〈2つ目の足りなかったこと〉

色止めをしていなかったんです!

媒染液に浸すことで色落ちがしにくくなるようです。

媒染方法は鉄媒染、銅媒染、ミョウバン媒染の3つの方法があるようです。

種類によっては同じ染液でも媒染を変えることで全く違う色に仕上がるようなのでいつかチャレンジしてみたいと思います。(ここまでくると科学実験のように思えてきました。)

焼きミョウバンならスーパーで手に入るためミョウバン媒染にしました。

焼きミョウバン5gを200mlのお湯で溶かしておく。

染色を30分、絞って媒染液に20分、水洗いで色を確認。

この工程を3回繰り返したら濡れていても色が分かるくらいになってきました。

最後は脱水し影干し。

少し若草色に近いきれいな色になりました(*^^*)

もう少し繰り返せばタンポポ本来の色に近づいたかもしれませんが、私はこの色で満足♡

やったね!

染めた布で何を作ろうか、楽しみが増えました。今回は1つ手提げバッグにしてみました♡

草木染は身近にある材料でできるのが魅力的。

ヨモギもドクダミも私の住んでいる身近な雑草(植えた覚えのないもの)はたくさんあるので試してみたいと思っています。

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